懸樋のブログKAKEHI’s Blog
兵庫県 豊岡市 物流センター 設計 建設 完成
2011.10.22
兵庫県豊岡市で当社の設計施工で建設中だった物流センターが完成しました!
今回の工事は2年以上前から土地の選定・交渉・造成・建物の設計をさせていただいたので、大変思い出の深い建物となりました。
完成建物です。
工事期間は6ヵ月程度だったんですが・・・
最初はこんな感じでした。
2年以上前にお客様と視察に来た時です。
さらに今年の工事着手寸前の記録的な大雪でこんな時も・・・
それがついに完成です!!
お客様は食品を扱われる企業様で、写真向かって右側が保管庫スペースで、
乾物倉庫や冷蔵・冷凍庫になっています。
写真向かって左側が事務所スペースで中はつながっています。
物流センターにとって、とても大事なプラットフォームはL型になっていて、
一度にたくさんの商品の搬入・搬出ができるようになっています。
幅も3.3m以上あって台車が余裕をもって、すれ違えるようにしてあります。
大きな庇も6m以上あって直射日光を防ぎ、悪天候の時も安心です。
赤い柱は、美味しい食卓をイメージしたお客様のロゴマークに使用されている「ファイヤーブライト」という色です。
こちらが事務所です。将来の業務拡張を考えて広めになっています。
今回こちらの施設の照明のほとんどが鳥取のLEDメーカーのLED照明を、
採用しています。
こちらが乾物倉庫への入り口部分です。
物流施設は使用していくと、どうしても台車が建物や設備に当たってしまうので、
いたるところに衝突防止の支柱を設置しました。
また出入り口のシャッターは2重になっていて外側は普通のシャッターになっているんですが、
内側はこのように高速ビニールシャッターになっていて、効率的に業務ができるようになっています。
オレンジ色は防虫仕様のためです。
プラットフォームの凹凸部分にも支柱を設置してあります。
また建物の壁際の下には建物にも衝突しないようにコンクリートで防護致しました。
これで台車が建物やコンセントにぶつからなくなります。
乾物倉庫です。
とても広々していて、棚を設置しても通路が十分確保されるようにしてあります。
温度や湿度を感知して自動的に換気できるシステムになっています。
こちらが商品の荷さばきをするピッキングルームの入り口です。
こちらも高速のビニールシャッターでもちろん防虫仕様です。
支柱やコンクリートで重要な設備や建物を守ります。
ちなみに中から外を見るとこんな感じです。
ピッキングルームです。
こちらで冷蔵庫や冷凍庫から出された商品の荷さばきをします。
10℃くらいのひんやりとした空間です。
ピッキングルームの奥は冷蔵庫スペースです。
ここは5℃くらいで、もうかなり寒いです。
冷蔵庫のさらに奥が冷凍庫スペースになっています。
かなり大型で収納力抜群です。
-30℃近くまで冷やすことができます。
こちらが建物の裏側に設置してある冷蔵冷凍庫の室外機です。
多雪地域なので雪に埋もれないように架台を1m以上の高さにしてあります。
とても大切な設備なのできちんと防護が必要です。
冷凍庫などに使用されている照明ももちろんLED照明で、
-30℃になっても大丈夫な専用の照明器具です。
配管もこんなに分厚い保温材で凍らないようにしてあります。
こちらの物流センターは24時間365日、毎日-30℃で建物を冷やすため、
いろいろなノウハウが必要になっています。
以前こちらでもご紹介しましたが、-30℃の冷気から床やその下の地盤を守るため、床の厚さ120mmのコンクリートのほかに200mmの断熱・防湿層があるんですが、さらに写真のような凍上防止装置が断熱層の下に設置されています。
これは地盤に空気を流し込んで空気層をつくって凍結を防止するためものです。
こちらから空気を外に排出しています。
地盤が凍結すると冷凍庫内の床が持ち上がったり割れたりして、
大変なことになってしまいますので、とても大切な設備で、点検、メンテナンスも必要です。
ほとんどの物流センターは構造的には比較的複雑なものではないのですが、
設計や建設にあたって『働く建物』としていろいろなノウハウが必要になります。
設計だけじゃなく、建てることによってわかるもの、必要なものがあります。
当社の長い間積み重ねてきたメンテナンス事例や、たくさんの業種のお客様から学ばさせていただいた貴重な情報や経験を生かし、『お客様の大切なものを大切にして、本当にお役にたつ建物』を設計の視点で、施工の視点で、両方の視点でこれからもご提供いたします。
(こちらでもいろんな工場・倉庫をご案内しています)
今回の工事は2年以上前から土地の選定・交渉・造成・建物の設計をさせていただいたので、大変思い出の深い建物となりました。
完成建物です。
工事期間は6ヵ月程度だったんですが・・・
最初はこんな感じでした。
2年以上前にお客様と視察に来た時です。
さらに今年の工事着手寸前の記録的な大雪でこんな時も・・・
それがついに完成です!!
お客様は食品を扱われる企業様で、写真向かって右側が保管庫スペースで、
乾物倉庫や冷蔵・冷凍庫になっています。
写真向かって左側が事務所スペースで中はつながっています。
物流センターにとって、とても大事なプラットフォームはL型になっていて、
一度にたくさんの商品の搬入・搬出ができるようになっています。
幅も3.3m以上あって台車が余裕をもって、すれ違えるようにしてあります。
大きな庇も6m以上あって直射日光を防ぎ、悪天候の時も安心です。
赤い柱は、美味しい食卓をイメージしたお客様のロゴマークに使用されている「ファイヤーブライト」という色です。
こちらが事務所です。将来の業務拡張を考えて広めになっています。
今回こちらの施設の照明のほとんどが鳥取のLEDメーカーのLED照明を、
採用しています。
こちらが乾物倉庫への入り口部分です。
物流施設は使用していくと、どうしても台車が建物や設備に当たってしまうので、
いたるところに衝突防止の支柱を設置しました。
また出入り口のシャッターは2重になっていて外側は普通のシャッターになっているんですが、
内側はこのように高速ビニールシャッターになっていて、効率的に業務ができるようになっています。
オレンジ色は防虫仕様のためです。
プラットフォームの凹凸部分にも支柱を設置してあります。
また建物の壁際の下には建物にも衝突しないようにコンクリートで防護致しました。
これで台車が建物やコンセントにぶつからなくなります。
乾物倉庫です。
とても広々していて、棚を設置しても通路が十分確保されるようにしてあります。
温度や湿度を感知して自動的に換気できるシステムになっています。
こちらが商品の荷さばきをするピッキングルームの入り口です。
こちらも高速のビニールシャッターでもちろん防虫仕様です。
支柱やコンクリートで重要な設備や建物を守ります。
ちなみに中から外を見るとこんな感じです。
ピッキングルームです。
こちらで冷蔵庫や冷凍庫から出された商品の荷さばきをします。
10℃くらいのひんやりとした空間です。
ピッキングルームの奥は冷蔵庫スペースです。
ここは5℃くらいで、もうかなり寒いです。
冷蔵庫のさらに奥が冷凍庫スペースになっています。
かなり大型で収納力抜群です。
-30℃近くまで冷やすことができます。
こちらが建物の裏側に設置してある冷蔵冷凍庫の室外機です。
多雪地域なので雪に埋もれないように架台を1m以上の高さにしてあります。
とても大切な設備なのできちんと防護が必要です。
冷凍庫などに使用されている照明ももちろんLED照明で、
-30℃になっても大丈夫な専用の照明器具です。
配管もこんなに分厚い保温材で凍らないようにしてあります。
こちらの物流センターは24時間365日、毎日-30℃で建物を冷やすため、
いろいろなノウハウが必要になっています。
以前こちらでもご紹介しましたが、-30℃の冷気から床やその下の地盤を守るため、床の厚さ120mmのコンクリートのほかに200mmの断熱・防湿層があるんですが、さらに写真のような凍上防止装置が断熱層の下に設置されています。
これは地盤に空気を流し込んで空気層をつくって凍結を防止するためものです。
こちらから空気を外に排出しています。
地盤が凍結すると冷凍庫内の床が持ち上がったり割れたりして、
大変なことになってしまいますので、とても大切な設備で、点検、メンテナンスも必要です。
ほとんどの物流センターは構造的には比較的複雑なものではないのですが、
設計や建設にあたって『働く建物』としていろいろなノウハウが必要になります。
設計だけじゃなく、建てることによってわかるもの、必要なものがあります。
当社の長い間積み重ねてきたメンテナンス事例や、たくさんの業種のお客様から学ばさせていただいた貴重な情報や経験を生かし、『お客様の大切なものを大切にして、本当にお役にたつ建物』を設計の視点で、施工の視点で、両方の視点でこれからもご提供いたします。
(こちらでもいろんな工場・倉庫をご案内しています)