懸樋のブログKAKEHI’s Blog

鳥取県 大山町所子 「門脇家住宅」前編

2011.05.07

鳥取県西伯郡大山町所子(ところご)に国の重要文化財「門脇家住宅」があります。
年に2回、春と秋に一般公開されています。

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所子のまちなみが見えてきました。

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いい感じのまちなみですね。

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こちらが門です。入ってみると・・・

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どうですかこの佇まい。
主屋は木造の寄棟造で茅葺き屋根です。下庇は石州になっています。
建設年は明和6年! 昭和じゃないです、明和です。1769年です。
大庄屋の門脇家として建てられました。
大庄屋とは今で言う村役場と警察署と消防署のことだったようです。
門から玄関までのアプローチも曲げてありますね。

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まずこの茅葺き屋根の厚みに圧倒されました。
1mぐらいありましたね。

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こちらが正式な玄関です。来客や村役場などに出入りする時に使用されました。

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そしてこちらが勝手口でプライベートな玄関です。
こちらからお邪魔しました。

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この土間の感じ・・・とてもいいです。
現在の家にもこういう空間があるといいですね。

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上を見上げると何層にも組まれた梁の迫力、深みのある色合いがすごいです。
大蛇みたいですね。


こちらの部屋には以前、囲炉裏があったようです。

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普段は土間部分と一体的に使用されるので、
建具も大きく開けられるようにしてありますね。

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こちらの建具もいい感じですね。

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村役場のスペースとその他の部屋とは段をつけて分けられています。
奥の右の間は「かぎの間」といって藩主など偉い方が来られた時に
使用される間でこちらからは誰がいるのかわからなくしてあります。

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壁には屏風が飾られていて、季節ごとに変えられるそうです。

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屏風押さえの装飾にもこだわりが感じられます。

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こちらが「かぎの間」です。

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かぎの間から見える庭です。堀は上から見ると「心」という形になっています。

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この深い庇が雨、風の強い大山おろしから建物を守っていたんですね。

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こちらには雪隠と湯殿があります。


後編につづきます。



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