懸樋のブログKAKEHI’s Blog

「建物の維持管理、メンテナンス 雨漏り」

2009.08.08

先日R社さんから雨漏りについてご相談をいただきました。
「大雨が降ると事務所に雨が漏れてくる」という内容のものでした。

amamori1.jpg現地を確認してみると確かに事務所の天井には雨が漏れている跡がありました。

amamori2.jpg





屋根に上がってみると、とても変わった屋根の形をしていました。この建物は当社が施工したものではないので理由はよくわかりませんでしたが、雨が漏れているところの屋根が二重になっていて、さらに上の屋根と下の屋根のこう配(雨の流れる方向)が逆になっていました。

amamori3.jpg詳しく雨漏りの原因を調べてみると雨樋にゴミなどがいっぱい詰まっていて、それが大雨の時は水をせき止めてしまい、雨が流れずたまってしまって通常水が入らないところに水がまわって建物内に浸入していたようです。(写真は樋を取り外して清掃したものです)

しかも雨樋が掃除できない構造になっていて、屋根の形状も建物に雨がまわりやすいようになってしまっていたので、お客様にも確認いただいて上の屋根をふき替えることになりました。

その屋根がもともと見えにくくメンテナンスしにくいところだったので特に念入りにコーキングで防水をしていきました。
amamori4.jpgamamori5.jpgamamori6.jpg

雨漏りの原因は屋根の異常だけとは限りません。今回は屋根が複雑なことになっていたので葺きかえることになりましたが、原因は雨樋にごみがつまっていたからです。

長い年月がたつと「なぜこのようなことになってるの?」というようなことが起きていることがあります。
それがメンテナンス不足だったり、建物に異常があったりといろんな原因だったりしますので、どのようなことでもご相談ください。


Back to list

top