懸樋のブログKAKEHI’s Blog

「鳥取のかたち・日本のこころ」

2009.02.27

先日鳥取県建築士会主催、鳥取環境大学共催の「鳥取のかたち・日本のこころ」という写真展とセミナーに行ってきました。
鳥取環境大学特任教授の澤良雄先生の講演を聞きました。
sawa kousyu.jpg
先生は鳥取環境大学の学生たちと県内の建物や駅舎などをとても丁寧にきめ細かく研究をされていました。
とにかく鳥取県にはすばらしい木造建築がいたるところにあって、その建物に日本のこころがこめられていて、そしてそれが比較的簡単に見学できるようです。
とても身近に素晴らしい建物があるのに、まさに「灯台下暗し」でした。
講演の中でとても印象に残った先生の言葉があります。

それは「以前の建物は、その家族が大切にしているものを一番いいところに配置し、そして人間が建物を謙虚に使わせてもらっている。」   「建物は嘘をつかない。」

現在の建物を考える上でとても参考になる言葉でした。
建物を建てる時、そこに住む人のライフスタイルや使用する人のことを中心に考えてしまうのですが、それ以外にも大切なことがあるように思いました。

まずはじっくりとお客様の気持ちに耳を傾けて、そして建物を通してそれを表現していければと思います。

澤先生が講演の中で盛んに言われていました。「鳥取は宝の山だ!」
建物だけじゃなく、鳥取県にはまだまだいいところがありそうです。
社内でも探していこうと思います。


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